卵子の若返り?ミトコンドリアと卵子の質の研究に期待!

卵子の質ってそもそも何?

不妊治療や妊活に取り組んでいる女性にとって「卵子の老化」は、年齢を重ねるごとに悩みの大きなウエイトをしめていきます。

卵子の質が下がると、受精しにくくなったり、グレードの低い受精卵ができやすくなります。すると着床や妊娠を維持する力が弱くなり、不妊治療が長引く要因にも。。

卵子の質って目に見えないので、いったい何をすれば卵子の質が上がるのかいまいちピンとこない、という方も多いのではないでしょうか。

これまでは卵子の質に直接働きかけてくれる治療方法はありませんでしたが、卵子の若返りに着目した研究がされています。

卵子の若返りってどういうこと?

卵子の若返りとは?

大阪の「IVFジャパン」より、卵子の若返りについての研究結果が発表されました。この治療法が確立され一般的になれば、不妊治療中の方にとってはまさに夢のような話!

ただ、まだ研究段階で慎重に進めないといけない問題らしく、費用も高額。。安全性が確立されるまでには時間がかかりそうとのことです。

卵子が若返るって一体どんな研究結果だったのか、まとめてみました。

卵子の若返りに自分の「ミトコンドリア」を注入!

卵子の若返りについての研究の概要です。

まず、本人の卵巣から、腹腔鏡手術などで細胞を活性化させる「ミトコンドリア」を採取します。

そして、体外受精の時に精子と一緒に卵子に注入して完了。文字にするとすごく簡単そうですよね。


私たちの生殖細胞の発育には、活発な新陳代謝が必要で、このミトコンドリアのエネルギー代謝を利用して、卵子の若返り、卵子の質の向上を図るという治療方法です。

うーん、何となくわかるような、難しいような。。あらためて人間の体って複雑ですね。

研究で卵子を若返らせる方法を見つけた人たちは、不妊で悩む女性にとって救世主になるのでしょうか?

ミトコンドリアの働き

ミトコンドリアって聞いたことあるけど、どんな働きをしているかは、正直これまで興味をもったことはありませんでした。

ミトコンドリアは人間の細胞のひとつひとつに備わってるエネルギーをつくる器官らしいです。生物の授業でなんとなく聞いたことがありますが、エネルギーを作る器官なんてピンときませんよね。

ミトコンドリアは、酸素を使って糖や脂肪を燃やしてエネルギーを生み出しています。ミトコンドリアは年齢と共に減少し、40代が曲がり角。

このミトコンドリアが減少して力が弱くなることが「老化」と言われていて、エネルギーを生み出して代謝する力が弱くなるため、不妊のほかにもメタボリック症候群になったり、疲れが取れにくい、病気になりやすい、ということが起こってきます。

老化=ミトコンドリアの老化、ということなんですね。

ミトコンドリアは卵子前駆細胞と呼ばれる、卵子のもとになる細胞から採取するそうです。

何だかすごいですね。

この理由を突き詰めると、卵子は新しく作られ続けている、なんて驚くような研究結果も出て来てちょっと混乱してしまいます。。ひとまずここまで。

2016年の2月から27~46歳の女性25人を対象に、卵巣の細胞を採取。
うち6人でミトコンドリアを注入した受精卵を子宮に戻し、27歳と33歳の2人が妊娠した。
ミトコンドリアの移植が妊娠につながったかは不明という。
患者は費用として250万円を負担する。

費用はかなり高額ですね。今回の研究では、2人が妊娠したと大阪市の不妊治療施設が発表しているので、結果としては3割の成功例。

ただ、妊娠までには年齢や子宮内膜の状態も影響するので、ミトコンドリアのおかげだけじゃないかも、というところでしょうか。

出産まで至ったか、というところも気になる点ですよね。

この治療方法は、アメリカの企業が中心に開発していて、なんと国内での実施は初めて。海外では3カ国(アメリカ、カナダ、トルコ)で270例以上実施され、約30の出産例があるそうです。

ここでの数字しか分かりませんが、出産までは約1割の確率になります。IVFジャパンは卵子提供や代理出産を請け負っていて、海外で出来る不妊治療をサポートしています。

不妊への効果や安全性が科学的に証明されていないことや、ミトコンドリアはDNAなども関係していて遺伝的な問題も出てくる可能性があるため、慎重に臨床研究として進める段階とのことです。

ミトコンドリアにも弱点がある?

卵子の若返りの研究結果やミトコンドリアの働きをみると、なんとか自分のミトコンドリアを守りたい!ですよね。

ただ、ミトコンドリアにも弱点があって、、、

エネルギーを作り出す過程で活性酸素をを生み出してしまうんです。

活性酸素といえば、老化の元になる物質。若返りのミトコンドリアが活性酸素を生み出すとは!いったいどうすればいいの!

ミトコンドリア自体も活性酸素に負けてまうと、生殖細胞の発育に必要な代謝エネルギーを作り出ません。

せっかく卵子の質を上げる要素を取り入れても、細胞の質の敵、活性酸素を除去する抗酸化力が備わっていないと、質の良い卵子には繋がってくれません。

卵子の質を上げるには、絶対的な必要な抗酸化力を身につけることが必須なんです。

抗酸化力を身につける!

卵子の質を上げる薬や治療はまだ確立されていませんが、近い将来、卵子を若返らせることが普通になるかもしれません。

それは大変うれしいことですが、過剰な活性酸素は除去しておくことで、若返り治療の効果を最大限に生かすことできます。

これまで取り組んできた、ポリフェノールやビタミン、ミネラルを補うことは、卵子の質のためにまず取り組まないといけない大切なことだったんですね。

気がついた時からコツコツ取り組んで、力強い卵子を作っていきましょう!