妊活中はシャンプーの成分に気をつけて!

妊娠中のママや赤ちゃんのシャンプー選びは重要視されていますが、妊活中のシャンプーについてはまだまだ意識が低いように思います。

最近のヘアケア製品は、アレルギー対応の無添加シャンプー、界面活性剤フリーのトリートメントなど、ノンケミカル製品が増えていますが、

なぜ私たちは化学物質の入っていないノンケミカル製品を使わないのでしょうか?

なめらかな使い心地や香り、洗浄力や浸透力、バリア機能を求めるあまり、多くの化学成分に頼ることが当たり前になったからです。

この記事では、妊活中に使用するヘアケア製品、シャンプーの成分に注目しました。シャンプーを選ぶときの参考にしてください。

妊活中に使うシャンプーは成分をチェック!

妊活中に使うシャンプーは成分をチェック

妊娠中や授乳中のカラーリングやパーマ剤が体によくないことは知られています。

妊活中も赤ちゃんを授かる前の大切な期間ですので、シャンプーやヘアケア製品の成分には注意が必要です。

市販のシャンプーの多くには化学物質が含まれています。神経質になり過ぎる必要はありませんが、長年の蓄積による体への影響は未知数です。

化学成分は表皮を通って皮膚に吸収されます。私たちの皮膚の厚さは平均4~9㎜、顏の皮膚厚さは2㎜弱しかありません。さらに頭皮は顏よりも薄く1.4㎜程度です。

頭皮の薄さからみても、シャンプーやトリートメントの化学成分が取り込まれやすいことが分かります。

シャンプーに含まれる界面活性剤ってなに?

界面活性剤とは、水と油のように互いに混ざり合わない物質を上手く混ぜ合わせるために使われます。シャンプーや洗剤は界面活性剤の性質を利用して汚れを落としているのです。

界面活性剤には アミノ酸系、高級アルコール系、せっけん系と大きく3つに分類されます。

アミノ酸系シャンプーの特徴

アミノ酸から作られる界面活性剤には、天然と合成があります。天然成分は肌が弱い人や、アレルギーを持っている人、頭皮にトラブルがある人に向いています。

アミノ酸シャンプーは頭皮への負担は少ないですが、やや洗浄力に欠けるため、汚れをしっかり落とすには時間をかけて丁寧に洗う必要があります。

アミノ酸系の主な成分
グリシン・メチルアラニン・グルタミン酸・メチルタウリン・サルコシン

高級アルコール系シャンプーの特徴

市販のシャンプーのなかで最も多いのが、鉱物油や動物性油脂などから作られる高級アルコール系の界面活性剤です。

高級アルコール系の界面活性剤には天然系と石油系があり、石油系は刺激が強いので肌が弱い人には不向きです。

泡立ちに優れていますが、地肌に残るとトラブルを起こしやすいのでよく洗い流すようにしましょう。

高級アルコール系の主な成分
ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸アンモニウム

せっけん系シャンプーの特徴

せっけん系の界面活性剤は脂肪酸ナトリウムなどを合成して作られます。

アルカリ性のため髪を膨潤させ、パサつきやキシミを誘発するので髪の長い人には不向きです。

毛穴の汚れまでしっかり落とす洗浄力が魅力ですが、せっけんカスが頭皮や髪に残りやすいのでよく洗い流すことが大切です。

アミノ酸系 高級アルコール系 せっけん系
洗浄力 やや弱い 高い 高い
刺激 低刺激 刺激が強い 頭皮への刺激は弱い

参考文献:浜中聡子「女性頭髪専門医が教える本当のヘアケア 女性の薄毛・抜け毛|お悩み解消BOOK」東京都:主婦と生活社、2011年、37頁

シリコンとノンシリコンって何?

シリコンとノンシリコンって何?

シャンプーに含まれるシリコン剤は、髪をコーティングしてツルっとした髪触りにするために使われます。

最近は「ノンシリコン」のシャンプーも見かけますので、シリコンが何となく体に悪い成分だというイメージはありますね。

シリコンは体に良くない?

シリコン成分がよくない理由は、髪や頭皮にシリコンが残り、毛穴をふさいで頭皮の呼吸をさまたげてしまうと、髪に栄養がいきわたらない原因となるからです。

シリコンの人体への良し悪しは諸説ありますが、間違いなくいえるのは、「環境への問題」です。

シリコンは微生物が分解できない化学物質なので、川や海が汚染されます。

自然に還らない素材を肌や髪につけるのはやっぱり良くないですよね。

下記の成分はシリコンです。シャンプーやトリートメントを選ぶときの参考にしてください。

メチコン
シロキ
シリル
シラン
ポリマー

○○メチコンなどの成分には注意しましょう。

ノンシリコンシャンプーを使えば安心?

ノンシリコンシャンプーと書いてある製品でも、トリートメントにはノンシリコンと書いていないものがほとんどです。

石油系界面活性剤のシャンプーは刺激が強く髪が傷みやすいので、それを補うためにトリートメントにシリコンを使っているものがあります。

表面をコーティングしている状態ではサラサラ感があって健康な髪のように思えますが、シリコンで膜を張っているだけで本来の髪が健康になったわけではありません。

シャンプーはナチュラル成分でも、トリートメントの方にシリコンを使っている製品もあるので注意が必要です。

オーガニックシャンプーは大丈夫?

「オーガニック」と書かれているシャンプーの全ての成分がオーガニックというわけではありません。オーガニック成分以外は添加物だらけという製品も多くあります。キャッチコピーだけを信用せずに、成分をきちんと見ることが大切です。

妊活中もカラーリングやパーマは良くない?

妊活中もカラーリングやパーマは良くない?

妊娠中にカラーリングやパーマに気をつけたほうがいいのは、このような理由があります。

・肌が敏感になりやすい
・長時間、同じ姿勢で座っているのがつらい
・カラーリングやパーマ剤の匂いに敏感になりやすい

妊活中は大丈夫なように思いますが、美容院で必ず聞かれるのが「ヒリヒリしないですか?」という言葉。

弱酸性の頭皮に、アルカリ性の薬剤を使用するため、頭皮にダメージを与える原因になり、好ましくない成分が頭皮に残ってしまうかもしれません。

美容院によっては、根元から1mmあけて、頭皮にカラー剤がつかないように染める方法もありますので相談してみてください。

妊活中のシャンプーはこれがベスト!

妊活中などデリケートな時期に使うシャンプーは、弱酸性のアミノ酸シャンプーがおすすめです。

その理由は、私たちの体をつくるたんぱく質の元になるのがアミノ酸で、皮膚のphに近い弱酸性のシャンプーは刺激が少ないからです。

なかでも天然のアミノ酸は肌に優しく、妊娠中や赤ちゃんにも安心して使えます。

洗浄力では他の界面活性剤シャンプーには劣りますが、頭皮を揉むようにじっくり洗うことで皮脂や汚れを吸着して落とすことができます。

必要な皮脂を落とし過ぎることがないため、乾燥肌にも向いています。

また、アミノ酸は髪を補修する力があるので、潤いのある健康な髪に近づけてくれます。

まとめ

頭皮ケアはスキンケアと同じです。顏につけたくない、という成分はできるだけ避けたいですよね。

シャンプーの洗浄力に頼らなくても、ブラシで髪をといてからお湯でしっかりすすぐだけでも、70~80%の汚れは落ちます。

お酢やオリーブオイルなど、食べても安全な成分で髪をケアする方法もあります。

妊活中は、アミノ酸(弱酸性)、ノンシリコンのシャンプーなど、できるだけ化学成分が入っていない体に優しいスキンケアを心がけたいですね。

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