アントシアニン豊富な黒豆茶の作り方・栄養素

黒豆茶ってどんなお茶?

黒豆茶ってどんなお茶?

黒豆茶は、黒豆(黒大豆)を原料にして作られるノンカフェインのお茶です。

黒豆茶には、豆のまま入っているものと、砕いた黒豆を使用しているものがあります。黒豆をそのまま使用したものは、抽出するのに少し時間はかかりますが、灰汁が出にくいため濁りのない黒豆茶を味わえます。他にも黒豆を発芽させて作られた発芽黒豆茶は、栄養価が高く、豆特有のクセを消してくれますので黒豆茶本来の風味を楽しむことができます。お茶として煮出したあとの黒豆は捨てずに食べることができます。しっとり柔らかくなった黒豆は、皮の苦味と豆の甘さが楽しめて、お茶請けにぴったり。黒豆の栄養を丸ごと摂れるのもいいですね。

<黒豆茶の作り方>

黒豆茶は、少し手間がかかりますが、自分でも作ることができますので、時間のあるときにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

《材料》
黒豆 150g

《作り方》

1、黒豆はさっと洗って水けを切ります。
アントシアニンは水に溶けやすいので、浸けすぎないのがポイントです。

2、鉄のフライパンで混ぜながら、苦みが出ないように、弱火でから炒りします。
水分がほとんどなくなるまで、黒豆の皮がはじけるくらいが目安です。

3、水分が無くなったら、ザルなどに移して冷まします。
保存用の瓶などに入れて保管してください。

約大さじ1杯で、コップ1杯分の黒豆茶が出来ます。
作る量やお好みによって、黒豆の量を加減してくださいね。

黒豆茶の美味しさは、なんといっても香ばしい風味。ほんのりと豆の甘さも感じられて食事にもよく合いますが、一息つきたい時にホットで飲むと、体の芯から温まって気持ちを落ち着かせてくれます。ノンカフェインですので寝る前に飲むのもおすすめです。

黒豆茶の栄養

黒豆には、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」「サポニン」「レシチン」「ビタミンE」などの栄養素のほかに、黒豆の皮の黒い部分に含まれる「アントシアニン」を一緒に摂ることができるため、大豆以上の効果があると漢方の生薬として数千年も前から食べられてきました。近年では、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」に、女性ホルモンと似た働きがあることから、女性特有の悩みに効果があることでも注目されています。

黒豆に含まれる主な栄養素の働き

黒豆に含まれる主な栄養素の働き

  • 大豆ペプチド・・・たくさんのアミノ酸が集まっているタンパク質が分解される途中にできる、小さなアミノ酸の結合体をペプチドといいます。タンパク質よりも吸収されやすく、1つのアミノ酸よりも様々な働きをしてくれます。
    脳と筋肉の疲労回復、免疫アップ、ダイエット、肝機能を高めてくれます。
  • イソフラボン・・・大豆の胚軸(生長して芽になるところ)部分に多く含まれています。女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造と働きをしてくれることから、年齢とともに分泌量の減少してしまうエストロゲンを補ってくれます。
    骨粗しょう症・更年期障害の軽減、卵子の成長、子宮環境を整えてくれます。
  • アントシアニン・・・黒豆の特徴となる黒い皮の部分に含まれている色素がアントシアニンです。紫外線から身を守る働きがあり、抗酸化作用がとても高い栄養素です。血中のコレステロールを減らして、血液をサラサラにしてくれる働きがありますので、全身の巡りを良くしてくれます。
    冷え性の改善、老化防止、眼精疲労を軽減、美肌効果
  • 大豆タンパク質・・・たんぱく質はアミノ酸が集まって作られていますが、大豆たんぱく質は、アミノ酸のバランスがよく、成長、発育に欠かせない必須アミノ酸のリジンが豊富に含まれていいます。余分な脂肪と結びついて体の外に出してくれるため、血液中の悪玉コレステロールを低下させてくれます。
    内臓脂肪・中性脂肪を減少、整腸作用、基礎代謝を高めてくれます。
  • サポニン・・・植物の根、茎、葉に含まれてる苦味やえぐみの元に成分で、植物の中でもマメ科に多く含まれています。脂を溶かす働きがあり、コレステロール値を下げてくれます。
    コレステロールの調整、肥満予防、老化予防、肝機能を高める。

薬としても食べられる黒豆の薬効は本当に多く、老化や肥満、更年期障害など、女性に嬉しい効果もたくさんありますので、お正月に食べるだけではもったいないですね。

大豆の栄養を助けるアントシアニン

アントシアニンとは

アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、植物に含まれている青紫色の天然色素です。植物が紫外線から実を守るための成分で、視覚機能を改善する効果があり目に良いことでも知られています。

黒豆に含まれるアントシアニンは「シアニジン-3-グルコシド」です。アントシアニンには様々な種類があり、「シアニジン」「デルフィニジン」「ペツニジン」「ペオニジン」「マルビジン」など数ある中でも、特に強い抗酸化力を持っています。

アントシアニンの効能・効果

高い抗酸化力を持つアントシアニンは、活性酸素を抑えて細胞の老化を防いだり、脂肪や悪球コレステロールを減らしてくれるなど様々な効果があります。

  • 冷え性の改善
    血中のコレステロールを減らして、血液をサラサラにしてくれます。全身の巡りがよくなりますので、新しい血液が行き渡り冷えを改善してくれます。
  • 老化防止
    抗酸化作用が高く、活性酸素を体の外に出してくれるため、細胞の老化を防いでくれます。
  • 疲れ目の軽減
    眼精疲労を改善して、視力の回復が期待できます。
  • 美白・美肌効果
    コラーゲン同士を結びつける働きがあり、肌荒れを抑えて、綺麗な肌を保ってくれます。

アントシアニンは、視力の回復以外にも、冷えの改善や老化防止など、女性に嬉しい効果があります。活性酸素を増やさないことは、全ての健康につながりますので、強い抗酸化作用のある栄養素は意識して摂るように心掛けましょう。

アントシアニンを含む食品

野菜100gに含まれるアントシアニン
ビルベリー 350mg ブルーベリー 100mg カシス 550mg 黒豆(丹波産) 77mg
アサイー 460mg ぶどう 69mg 紫いも 369.1mg 紫たまねぎ 168mg

アントシアニンの摂取量

アントシアニンは、一日に40mg~90mgが目安とされる摂取量です。ブルーベリーを始め、ベリー類に多く含まれるのですが、生のブルーベリーでは60g~300gが必要です。ジャムにすると40g~90gになりますが、毎日となるとカロリーも気になるところです。

アントシアニンは水に溶けやすく、24時間以内には体の外に出てしまうため、こまめに摂ると効果的です。

まとめ

アントシアニンの働きにある、血流を良くしてくれる効果は、子宮周りの血行を良くして卵巣機能を高めることに繋がります。イソフラボンのエストロゲンをサポートする働きと相乗効果が期待できますので、黒豆を普段の食生活にも取り入れて巡りのよい体に整えていきましょう。